2009年4月5日日曜日

ネットゲリラ: 幽霊兵器で大騒ぎ


北朝鮮の上空は大にぎわい、という話なんだが、自衛隊の誤探知騒動というのがあったんだが、さて、アレは何だったのか? 光学偵察衛星というのがあるんだが、ロシアとかアメリカとか持ってますね。アレは、ただグルグル廻ってるだけじゃない、目標地点近くで高度をギリギリまで下げ、写真を撮るとまた上昇して行く。海水浴場で盗撮してるカメラマンみたいですね。で、それを間違えたんじゃないか? とか、登録されてないフェレット衛星じゃないか、とか。フェレット衛星って何ですか? 他にも、無人偵察機「グローバルホーク」が領空侵犯してブンブン飛んでるわけだ。で、兵頭28号センセによれば「領空に入っても北朝鮮は撃墜しない」と言うんだが、いや、むしろ熱烈歓迎だそうで、何故なら、北朝鮮は「三段ロケットをちゃんとアメリカに確認して貰いたい」ので、まぁ、ひょっとして打ちあげ延期になったのも、アメリカがまだちゃんと確認作業を終えてないからかも知れないですね。「ちょっと待ってよ、今日は風が強くて無人機が流されちゃって、うまく撮れなかったんだ」「オーライw じゃあ、明日は風がないみたいなんで、撮れたら連絡またくれよ」とか、そんなやりとりしてるかも知れない。

で、実は、コレだけ大騒ぎしていても、ホントは日本にとって、あんなモノ、何の脅威にもならないわけです。まず核兵器なんだが、北朝鮮はまだ一度もマトモな核爆弾の実験に成功してないわけです。なので、「可能性」としてはあるが、現実的には「無理」としか言いようがない。そら、通信教育だろうがヌマッキだろうが、高校三年生だったら東大受験の「可能性」はあります。だからって、そう簡単に合格出来るもんじゃない。なので、

 統計学的科学精神を教授される機会を人生の前半に於いて逸してしまった者だけが、「北鮮の核ミサイル」なるものの存在を声高に叫ぶであろう。

 なおまた北鮮は過去に、ロケット弾頭に生物化学剤を詰め、それを実戦射程で発射し、目標とした地表から最適の高度において、人の肺に吸入させるために最適な粒子サイズのミストにしてそれを放出するというテストを、いちどもしたことがない。
 すなわち、北鮮の「生物化学兵器搭載ミサイル」なるものも、統計学的に、存在しもせぬものだ。
 統計学的科学精神を講授される機会を人生の前半に於いて持たなかった者だけが、このような幽霊兵器が飛んでくるだろうと、声高に叫ぶであろう。

そもそも、日本を攻撃するには長距離弾道ミサイルなんか要らないわけだ。距離が近いので、中距離弾道ミサイルで届く。そのノドンは既に何百機も配備されてるわけで、それでも搭載しているのが通常爆弾なので、そんなに恐くないです。というより、北朝鮮にとっても、そんなモノで日本を攻撃しても、何のメリットもない。北朝鮮の怖さっていうのは、そんなところにはないです。

じゃあ、そんな幽霊兵器で、日本中あげて大騒ぎしているのは何のため? まぁ、それで得をする人がいるから、としか言いようがない。

ところで、今回最も「暴走」しているのは日本だという話がある。もちろん北朝鮮も瀬戸際外交のインチキ衛星で暴走しているんだが、アメリカさんとしては、自衛隊を手羽先に使って、北朝鮮がどこまで技術開発しているのか、データだけ集めればいいわけで、失敗して皇居に落ちようが、知ったこっちゃないわけだ。皇居にオバマ大統領がいるわけじゃなし。ところが、それに便乗して、今にも北朝鮮が攻め込んで来るかの如き大騒ぎをしている人たちがいる。誰が、何のために? という話は置いといて、だ。

ミサイルというのは、たかが1トン程度の「兵器」を遠くまで運ぶための手段ですね。逆に言えば、運ぶのはミサイルじゃなくてもいいわけです。まぁ、日本にはウンザリするほど、北朝鮮の工作員がいるわけで、また、命も惜しまず働いてくれる「洗脳」された「信者」なんてのも飼ってるわけで、何も遠路はるばるミサイルで運んで来なくても、現実に地下鉄でサリン撒いたり出来るわけだ。公安から警察まで北朝鮮の手羽先になっているこの国で、幽霊兵器で大騒ぎする前にやる事がありゃしませんか? という話です。

投稿日 2009/04/05 | リンク用URL

Posted via web from realtime24's posterous

0 件のコメント:

銀行株

Only Wire

    フォロー