2009年3月13日金曜日

2009-03-13 - 弁護士 落合洋司 (東京弁護士会) の 「日々是好日」


法務大臣には、一般的な指揮監督権だけでなく、具体的指揮権(かつての造船疑獄の際、佐藤栄作自民党幹事長逮捕請訓に対して発動されたことで有名)もありますが、短期間で交代する法務大臣が、しかも、法務所内で検察庁出身者が幹部を務め支配しているという状況の中で、どこまで実質的な意味での、真に国家国民のためになる指揮監督権を行使できるか、ということになると、甚だ心許ないものがあるでしょう。

指揮権発動と言っても、上記の造船疑獄事件の際のように、上がってきたものを政治的な意図でつぶすとか、複数の選択肢の中で(例えば、小沢と二階、とか)、与党の二階はやらないことを条件に野党小沢はやらせる、といった、積極的に何かをやらせるよりも、受け身で受け止めつつ政敵を追い落とすために巧妙にその権限を行使する、といった形で進められる可能性のほうが高いでしょう。

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