2010年4月20日火曜日

職業病あれこれ

「風邪の流行りはじめに現われる大人の患者は銀行員のことが多いですね」
というのはあるベテラン内科医。
 風邪が流行る冬の時期が到来すると、患者として早々に来院する人に銀行員が多いという。
 医者は実は危険な仕事である。病気そのものをかかえた相手と日々かかわっているのだから、常に感染の危険にさらされている。だが、そこはさすが専門家だけに対策を十分整えている。

 では、なぜ真っ先に銀行員が風邪を引くのか?
 貸し渋りや貸しはがしをする行員の身も案外、ストレスにまみれて免疫力が落ちているからなのか。
 「お金を扱っているからです。特にお札は不特定多数の人間が触っていて、当然、細菌も付着しています。お札が古ければ古いほど汚染度も濃厚になります」
 内科医の説明である。

 行員が札束を扇のように広げて数えているシーンを時折見かけるが、あれは自分の顔に細菌をふりかけ、また、室内に細菌を撒き散らしている行為に等しいという。

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