2010年3月7日日曜日

探偵ファイル〜スパイ日記〜/「病院の闇・患者に転院を勧めるワケ」に大反響/梅宮貴子

先日掲載した、病院の闇に、大勢の医療従事者の方々からメールをいただいた。
まずは、背景にある詳細な事情にまで触れられなかったことをお詫びしたい。
実名で意見をお寄せ下さった医師も多く、一部を紹介する。

本来、医療関係者と患者様は、お互いを尊敬し合う立場なのに、最近、双方の問題で徐々に関係が崩れ、修復が難しくなってきています。ご指摘の内容は一部病院で露骨に行われています。
ただ、良心的な病院の運営の現状も必要です。長期入院で、病院に不利益を与える患者様の実情も書いて下さい。



悠々自適な入院生活の裏には

世界レベルで見て、本当に長期間入院継続医療が必要な病気は無い。通常入院全体で、平均在院日数3週間で充分。
しかし患者の要求(個人的理由や高齢化社会)のため在院日数は長く、特に療養型入院は、入院中患者に異変があると、検査は持ち出し(赤字)で行います。
病院側の本音は「入院期間が長くなれば赤字。治ったら退院を」ですが、最大期間の3ヶ月まで面倒みようってことです。
医療の必要なく赤字の原因を作る患者を、社会的立場で入院させる。
少しでも赤字を減らすため、一定の所で退院をお願いする、病院の姿勢を理解して下さい。



理解しあう関係が必要
入院日数が3ヶ月以上掛かるのは病院の治療方法が悪いので病院が責任をとれというのが厚生省の言い分。悪いのは政治と、空気、水、安全、健康はタダという日本の考えです。
日本の医療費は先進国中最低の部類である一方、最長の寿命・健康を維持しており非常に評価されていますが、内側に沢山の問題を孕んでおり、医療制度崩壊の危機と言われてます。


海外は酷い環境の病院も
医療関係者側によると、今の日本の医療は、
病院・医師の犠牲により成り立っている
……という意見だ。結果的に、患者が犠牲になると。
悪質な病院と悪質な患者を排除し、良心的な病院と節度ある患者に、最高の医療環境が利用できる世の中になって欲しいものだ。


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