2009年5月28日木曜日

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「身を削る」のだ、書くことは。

書くものが見つからないときの
自分の存在意義までが、
しおしおとしぼんでいくような無意味感。

書こうとするものがはるか遠くにあり、
そこまでいこうと、必死で坂をのぼるも、
技術も知力も体力も及ばないんだと思うときの
絶望感。

思うものが書けなかったときの無能感。

それを人に読まれるときの、
「ちがう、ちがう、ちがうんだ」と言いたいような
恥ずかしさ。

書きあがった後の、
目と肩と背中の、じんじん熱く痛み、
体の中がスカスカになったような憔悴感。

限界まで努力して、それでも理解されない痛み。

書くことは、決して、人と一緒にできない。

書くことは孤独だ。

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