2008年11月14日金曜日

J'sマインド あなた達を見て、発展するのが当たり前だとわかった http://ping.fm/835NB ■1.「私たちには日本人の心が絶対理解できない」■

 ロシア在住の北野幸伯(よしのり)氏の近著『隷属国家日本
の岐路』[1]の一節。氏が、ロシア政府の高官や大学教授たち
と飲んでいると、必ず聞かれることがある、という。



「私たちには日本人の心が絶対理解できない」

「また来たか」と思いつつ、「なんですか?」と聞くと、


 日本人はアメリカが大好きだろう? それが私たちには
理解しがたい。だって、アメリカは広島・長崎に原爆を落
とし、人類史上最悪の大虐殺をした国じゃないか。なんで
犠牲者のあんたたちが、アメリカを好きになれるんだ?



 こう言われてみると、この疑問はしごく合理的かつ常識的で
ある。戦争中とは言え、一般市民への無差別虐殺という犯罪的
性格においては、2001年のニューヨークで起きた同時テロと同
じである。しかも、犠牲者数は、広島・長崎あわせて30万人
とも言われ、ニューヨークの約3千人の100倍規模である。



 そんな日本人がアメリカを好きになるのは、アメリカ人がア
ルカイダを好きになるよりも、100倍も難しいはずだ。それ
なのに、なぜ日本人はアメリカが大好きになったのか?



 米国は日本占領中に大規模な宣伝工作、言論検閲を行って、
すべては戦争を仕掛けた日本の責任という洗脳を行ったのだが、
これに現在まで日本人は騙されてきたのである。[a]


 ロシアから見れば、こういう点が一目瞭然なのだろう。



■2.日本の「お人好し」ぶりは世界一■



 ちなみに、ロシア人は先の大戦におけるソ連の行動をどう見
ているのか。北野氏が「ソ連は日ソ中立条約を破って攻めてき
たではないか」といっても、謝る人はいない、という。



「あれは米英と同意の上での行動だ」とか「日本だって真
珠湾に奇襲攻撃をした。ドイツも不可侵条約を破ってソ連
を奇襲した」とかいわれ、軽くかわされます。



 北方領土についても、「あれは元々ロシアの領土だ」と
か「そもそも固有の領土なんて存在しない。ある国の領土
は戦争のたびに変わるものだ」とかいわれてしまいます。



 ただシベリア抑留に関しては、「あれはクレイジーなス
ターリンがしたことだから許してくれ」といわれたことは
あります。[1,p235]



 いずれも反駁可能な主張であるが、唯一、北方領土に関して、
「領土というのは戦争のたびに変わるものだ」というのは、リ
アリズムに立った説得性のある世界観ではある。しかし、これ
とても、北方領土は日本が降伏した後にソ連が攻め取った、と
いう不法性を隠した勝手な言い分である。[b]


 要するにアメリカもロシアも、自国に都合のいい歴史だ
けを教えている。自国に都合の悪い歴史を教えているのは、
「世界で唯一日本だけ」と知っておくことも大切です。
[1,p236]


というのが、北野氏の結論である。言わば、日本の「お人好し」
ぶりは世界一と言えるだろう。


■3.末期ガンに冒された王様を杖が支えている■



 現在の日本について、ロシア人はどう見ているのか[1,p236]。



 数年前、フラトコフを首相にするようプーチン大統領
(当時)に進言した、ある有力者と会った時のこと。その
人は、ロシアのトップが世界の構造をどう見ているか話し
てくれました。



 彼は、「世界の構造を一言でいえば、末期ガンに冒され
た王様を杖が支えている状態だ」といいました。・・・



「王様とは、覇権国家だが、世界一の債務国アメリカ。そ
れを支えるのが日本の資金力」


 アメリカのトップは、たとえ、こんな見方をしていても、絶
対に口外しない。したがって日本人がアメリカからの情報に頼っ
ているだけでは、こういう「搾取構造」には気がつかない。



 その有力者は、王様(アメリカ)から杖(日本)を取れば、
アメリカは破産し世界恐慌になるので、そんな事は望まないが、
として、


「・・・しかし、私がいいたのは別のことだ。なぜ日本は、
そんなパワーをもちながら、アメリカのいいなりになって
いるのか?」


 私は即答できませんでした。



 金を貸してやっている国が、なぜ借りている国のいいなりに
なるのか。これも他国民から見れば「絶対理解できない」日本
のお人好しぶりの一つだろう。



■4.日本は世界で最も好かれている国の一つ■


 しかし、ロシア人が日本人を理解できないからと言って、日
本人が嫌いなわけではない。逆である。



 ロシア人は日本人が大好きなのです。また、同じ大学に
いた東欧、アフガニスタン、ユーゴスラビア、カンボジア
などの学生も、日本に好意的。90年代のはじめ、中央ア
ジアのキルギスやウズベキスタンを旅した時は、まさに神
のような扱いを受けました。[1,p238]



「世界で日本を嫌っている国など、中国、韓国、北朝鮮くらい
しかないのです」と北野氏は言う。



 筆者の海外体験でも、



世界で嫌われているのは、逆に中国、韓国、北朝鮮の方である。


 それなのに、日本人は「自分たちは世界で嫌われ、孤立して
いる」と信じて込んでいる。これも戦後、アメリカに植え付け
られ、さらに近年は近隣諸国から植え付けられた自虐史観の結
果だろう。


 私は長年人種のろつぼ・モスクワに住み、いろいろな国
で様々な人に会い、日本は世界で最も好かれている国の一
つであることを確信しています。


 北野氏は、この理由として以下の4点を挙げている。

1)驚異的経済発展
2)貧富の差が少ない
3)日本人の謙虚さ、礼儀正しさ
4)無条件の支援


■5.「どうすれば、日本のようになれるか教えて下さい」■



 最初の「驚異的経済発展」について、北野氏は次のような体
験を語っている。[1,p239]


 キルギスに行った時、政府の高官から「日本人はキルギ
ス人と同じような顔をしている。しかし、私たちの給料は
日本の150分の1しかない。どうすれば、日本のように
なれるか教えて下さい」といわれました。


 エジプトで会った若い現地人ガイドは、「日本人をはじめて
見た」と喜び、



 そして「ドキュメンタリー番組で、日本の戦後復興を特
集していたよ。エジプトは、僕が生まれた頃とちっとも変
わらない。どうすれば日本のようになれるか、教えてくれ
ないか?」と聞かれました。


 いきなり質問を受けた私は、とっさに「結局国が繁栄す
るかどうかは、国民一人一人の意識にかかっているんだ」
と答えます。自分自身「つきなみな回答」と思いましたが、
彼は目をウルウルさせてうなずいていました。


 現代世界は人種差別は少なくなったとは言え、まだまだ「白
人の支配する世界」である。その中で世界有数の経済大国になっ
た日本は、有色人種にとって、自分たちも努力すれば日本のよ
うになれる、という「希望の星」なのである。



■6.「共産主義の理想は、日本で実現した」■



 第2は「貧富の格差が少ない」と言う点。

 ソ連をはじめとする共産主義国は、「国民全員が平等に
豊かになること」を目指しました。


 そして、日本のことに詳しい研究者は、GDP世界2位
であること以上に中流階級に属すると考えている」という
意識調査に感動したのです。



「共産主義の理想は、ソ連で実現しなかったが、日本で実
現した」というわけです。[1,p240]



 しかし、最近はアメリカ流の市場万能主義が世界で広がり、
日本でも貧富の差が広がってきている。


 世界から尊敬されるためには、豊かで、なおかつ貧富の
差が小さいことも条件であることを知っておきましょう。
事実、「貧富の差の少ない北欧に学ぼう」という意見も出
てきています。



 最近、あるロシア人研究者(女性)が、「日本は理想の
国だったのに、最近は貧富の差が開いてダメね。ロシアは
目標とする国を失ったわ」と嘆いていました。


 近年の「格差社会」論は、小泉改革を批判するが為の左翼の
宣伝工作の賜物でもあり、世界的に見れば、日本はまだまだ格
差の少ない平等社会である[c]。この国民の平等をいかに維持
・強化していくか、国家としてのビジョンが必要である。


■7.「あなたたちを見て発展するのが当たり前だとわかったわ」■


 第3に「日本人の謙虚さ、礼儀正しさ」。北野氏の知り合い
のロシア人女性は、日本人男性と結婚してその後、別れたが、
後悔するどころか、「次も絶対に日本人と結婚する」と断言。
北野氏がその理由を聞くと:


 日本人は謙虚でいい。レストランで会社員が何人か座っ
ていても、誰が社長か部長か見分けがつかない。ロシア人
は金ができて地位が高くなると、傲慢になっていばり散ら
すから、すぐに誰が社長かわかる。それでロシア人は金と
地位ができると、傲慢になって女を物のように扱うように
なるのよ。[1,p241]


 北野氏がモスクワ国際関係大学に在学中、通訳のバイトで中
央アジアに行った時、一人のウズベキスタン女性はこう語った。



 あなたたちは、言葉がきれいだ。一緒に仕事をしている
間、一度も汚い言葉を使わなかった。それと、相手の地位
にかかわらず全ての人にやさしい。日本のことは、遠い国
でお金持ちの国だと聞いていたけど、あなたたちを見て発
展するのが当たり前だとわかったわ。[1,p241]



「驚異的な経済発展」も「貧富の格差が少ない」も、こうした
謙虚さ、やさしさの賜物だろう。



■8.「日本はナスタヤッシー・ドゥルック(真の友)だ」■

 第4に「無条件の支援」。ソ連崩壊後、日本もアメリカも旧
社会主義国を支援してきたが、あるロシア科学アカデミーの教
授は北野氏にこう語った。


「アメリカは、金を貸すときに本当に細かい条件を出す。
政府がこれこれの改革を実行すれば金をやるという具合に
ね。」・・・


 私は、同じような話を世界のあちこちで聞きました。何
はともあれ、アメリカは支援するにあたって、自国の改革
案を高圧的に押し付け、他国民のプライドを傷つけている
ようです。


 教授は、「そういう意味で日本はナスタヤッシー・ドゥ
ルック(真の友)だ」といっていました。つまり、日本は
金を貸す際、借りる側のプライドを傷つけないということ
です。[1,p243]


 これも、日本人の謙虚さ、思いやり深さのあらわれだろう。



■9.「私たちは日本人、今のままでいい」■


 ロシアから日本を見れば、謙虚さ、思いやりの深さから、世
界有数の経済大国を築き、しかも国民の多くがそれを享受して
いる平等の国、さらにその富で他国を支援している「真の友」
という姿が浮かび上がってくる。しかし、その無類のお人好し
ぶりから、自分の力に気がつかず、それを発揮できないでいる。



 こうした経験から、北野氏は「日本人は日本人のままでいい」
と主張する。二流のアメリカ人などになる必要はない。中国に
おべっかを使う必要もない。北野氏は言う。


 国家も個人と同じく、金銭面(経済)では、上がり下が
りがあります。苦境に陥ったとき力を与えてくれるのは、
外国ではありません。それは私たちの歴史であり、私たち
の文化。



「私たちの先祖は、蒙古が来襲しても、黒船が来ても大丈
夫だった。戦争に敗れても立ち直ってきた。今回も私たち
には、乗り切る力がある」と確信すること。



「私たちは日本人、今のままでいい」と考え、ご先祖様に
感謝しつつ、「力を貸してください」とお願いしてみましょ
う。


 力がみなぎってくるのを感じませんか?



 こうした姿勢から、北野氏は政治、外交、経済、教育など各
分野において日本が目指すべき道を説いている。この点が、ま
た多くの評論家諸氏とは違う魅力の一つである。



http://ping.fm/Il3kx
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何故、日本は経済的に発展することができたのだろう?

何故、戦後の焼け野原から世界一、二位を争う経済大国に

なれたのだろうか?

アフリカ諸国やアジア諸国は何故日本のようになれないのか?

と大真面目に子供の頃考えたものでした。


日本が普通と思っていたが、どうやら日本は普通ではない事が

分かり始めた。


もしかして、地理的要因、気候、人の気質 など、偶然が重なり

あって、今の日本があるのか?


いやいや、確かに要因の一つにはなってるだろうが、それよりも

先人の努力のおかげで今があるのではなかろうか?

色々考えさせられる今日この頃です。


ps. 日本に生まれて本当によかった。 

  隣の国に産まれなくて心からよかったと思う。


これは凄い! これが日本だ。

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謙虚さとやさしさに感謝

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