アメリカ英語の発音を独学するなら最終兵器です。あと、次のサイトで口の形や動きを確認しておきましょう。(無料ウェブサイト)
Phonetics: The Sounds of English and Spanish - The University of Iowa
「American English」をクリックすると、発音記号を選べば、その発音をする人を正面から見た口の形と動かし方がわかる動画と、口の中の動きがわかるアニメーション(気をつける箇所ごとに止めてみることもできる)を見ることができる。必見。
さて、英語学習についての音読の効果は、次の通りです。ア 発音を鍛えると音読の自信がつく。音読の自信がつくと、読むスピードとともに、発音の質が上がる。
イ 音読のスピードが上がると、訳しながら読む癖がとれ、英語を語順通りに理解する基盤が固められる。語順通りに理解できると、読む速度が上がる。
ウ 音読は英語の発音を鍛えるだけでなく、英語処理のチャンク(情報処理の単位)を広げて、ワーキング・メモリを有効に利用できるようになる。これにより、より多くの量の英語を短い時間で処理できるようになる。相手の話す英語、ニュースの英語が「速くて着いて行けない」という症状が緩和され、そのうち克服される。
エ 英語のチャンクが広がると、時間あたりの英語の処理能力が上がる。同じ時間英語を学んでも、英文を読む量、問題を解く量などが増えるので、学習速度自体が増す。
オ 音読された英語は定着しやすく、たくさんの英文を音読する事で、利用可能な英語のリソースが増える。文章の中で英単語や熟語、成句表現を覚える近年の教材(『速読英単語』『速読速聴・英単語』等)も、一通り覚えたと思った後、音読でダメ押しすると、効果と練度が1ランク上がります。
カ 自由に引き出せない会話集よりも、繰り返し音読した中学英語リーダーレベルの単語・表現の方が、日常会話や実用英語に役に立つ。
音読は、つまるところ「筋トレ」「素振り」なので(はじめたばかりの時は、同じ英文を10回ほど読むとあごがだるく感じます)、実際に筋肉痛とともに成果がやってきます。シュリーマンはこの方法で、古代ギリシア語を含む9カ国語だったかをマスターしました。あまりに強く音読するので、何度も下宿を追い出されたそうです(『古代への情熱』)。
2010年9月17日金曜日
叫ぶ英会話!音読が想像以上に凄い6つの理由 Read Aloud!! 読書猿Classic: between / beyond readers
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