運動会などの短距離走(たんきょりそう)で、「もっと速く走りたい」「一等賞になりたい」と思う人は多いでしょう。女子400m走の日本記録を持つ丹野麻美(たんのあさみ)選手をはじめ、たくさんの選手を指導してきた福島大学教授で陸上競技部監督の川本和久先生は、「正しい走り方を身につければ、だれでも速く走れます」と言います。そんな夢のような走り方があるのでしょうか。
図:速く走るためのコツ。地面からできるだけ大きな反発エネルギーをもらい、そのエネルギーをできるだけむだにしないことが基本 地面からの反発エネルギーをむだにしないで走る
川本先生は、自分自身も大学で陸上競技の選手でした。その後、コーチ学を勉強し、さらにアメリカやカナダでも速く走る方法を学びました。そして、速く走るための独自の理論をうち立てました。川本先生の勧(すす)める「正しい走り方」は、「ポン・ピュン・ラン」という言葉 で表されます。「ラン」というのは、英語で「走る」という意味です。「ポン・ピュン・ラン」は、「ポン」「ピュン」の動作を入れて「ラン」(走る)ということです。
ポン・ピュン・ラン3つのポイント(図と対応しています)
◆1.「体をまっすぐにして走る」ということです。これは、地面に対して垂直(すいちょく)にということではなく、背中(せなか)と骨 盤(こつばん)を曲げないで一本の棒のようにするということです。こうすることで、地面に大きなhttp://www.futc.org/KAZZ/kawamoto.html
via kagakunavi.jp
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