シンプルな心をつくるために。
「何もしない」をする。
これは、外の刺激や内面のノイズにけして惑わされない「シンプルな心」を作ることに役立ちます。
せせこましく落ち着かない心、何でも同時に進めたいという横着さ。
これらは、忙しい時代に生まれた私たちのかかえる悪い癖です。払拭するために、「何もしない」をする練習をしましょう。
スケジュール表を開いてみてください。
まずは、何もしないをする時間をつくりましょう。「何もしない」時(とき)になったら、誰もいない場所に行き、耳栓をして、目をつむりましょう。
「何もしない」をするのです。
寝てはいけません。ボーッとしてもいけません。
「何もしない」のです。
止まってはいけない恐怖
何もしていないと、私たちは怖くなることがあります。
こうして、私たちが暇な時間を恐れたり、忙しくしたがるのには理由があります。何もせずに「待つ」時間はイライラを募らせるのです。それは何かを達成したり、意味のあることをしなければいけないという価値観があるからです。
しかし、思い返してみてください。
暇を埋めたり急いで物事をすすめる事と、何かを達成することとは関係がありません。それはただ、「止まってはいけない恐怖」に対処しているだけなのです。
生産的になりたいのなら、時に足をとめて休息を取り、認識をリセットして全体像を眺め直した上での取捨選択が必要です。
「何もしないをする」。
これはすなわち、認識のリセットを促し、取捨選択を明晰な状態で行える状態をつくりあげるためのポジティブな行為なのです。
「何もしなくてもOKだ」
まずは「何もしなくても、OKだ」
この考え方を受け入れましょう。もし、心の速度を下げて ゆっくりと物事を受け止めていければ、あなたはもっと「丁寧に」取りくむことができるようになります。
高速道路を降りた車のように、視野は広がり、見えなかったものに気がつくようになるのです。
いままで気がつかなかった自分の心の内面、そこにも穏やかな気配りが行き届くようになります。ネガティブな堂々巡りを断ち切ることも、たやすくなることでしょう。
1分や2分でいい。
はじめは1分や2分でも構いません。徐々に時間を長くしていきましょう。
あなたが、何もしないをする時間が増えるにしたがって、心や体との調和―「一心同体」が実現されていきます。「何もしない」をしていると、様々な感情、思い出、出来事が次々に頭の中に浮かんできます。それでも、「何もしない」のです。
「何もしない」時間が終わると、とても気持ちがよくなります。
まるで、掃き清められた神聖な寺院にいったかのような、そんな気分になります。心をシンプルにする目的のない時間。
たまにはあなたも頭を止めて、「何もしない」をする時間を作ってみてはいかがでしょうか。そこには「空」があるのです。
2010年7月16日金曜日
一心同体をつくる「何もしない」をする時間 : earth in us.
via earthinus.com
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