1933年4月10日
演説:アドルフ・ヒトラー(Adolf Hitler)
動画に英訳あり。要するに以下の和訳は不要(ry
音源 mp3
ゲッベルス:我らが指導者、そして帝国宰相であるアドルフ・ヒトラーが演説す。
Goebbels: Unser Führer, der Reichskanzler Adolf Hitler, hat das Wort.ドイツの民族同胞諸君! Deutsche Volksgenossen und -genossinnen! 本年1月30日、国民結集の新しい政権が樹立された。私と、私の国家社会主義運動がこの政権に参加している。今や前提条件は達成されたと私は思う。この前提条件を勝ち取る事が今までの歳月の目的であったのだ。 Am 30. Januar dieses Jahres wurde die neue Regierung der nationalen Konzentration gebildet. Ich und damit die nationalsozialistische Bewegung traten in sie ein. Ich glaubte, dass nunmehr die Voraussetzungen erreicht sind, um die ich das vergangene Jahr gekämpft habe. [...] 我々は決して虚言を弄したり、誤魔化したりはしない!従って私は、いかなる時も我が国民に対して、妥協したり口先だけの甘言を呈したりすることを拒否するものである。 Wir wollen nicht lügen und wollen nicht schwindeln! Ich habe deshalb ... ich habe deshalb es abgelehnt, jemals vor dieses Volk hinzutreten und billige Versprechungen zu geben. [...] 私は、我が民族の復活がおのずから達成されるとは諸君らに約束するつもりはない。我々が行動するのである、そう民族自身が手を取り合って行動しなければならないのだ。 -そうだ!そうだ!
Ich will Ihnen nicht versprechen, dass diese Wiederauferstehung unseres Volkes von selbst kommt. Wir wollen arbeiten, aber das Volk selbst, es muss mithelfen. -Sehr richtig! Sehr richtig!
自由や幸福や生活が突然空から降ってくると思ってはならない。全ては我々自身の意志と行動にかかっているのである。 Es soll nie glauben, dass ihm plötzlich Freiheit, Glück und Leben vom Himmel geschenkt wird. Alles wurzelt nur im eigenen Willen, in der eigenen Arbeit. [...]
他所の助けを待ってはならない。我が国家、我が民族以外からの助けを頼んではならない!我々自身のうちに、ドイツ民族の将来は存するのである。 Glaube niemals an fremde Hilfe, niemals an Hilfe, die außerhalb unserer eigenen Nation, unseres eigenen Volkes liegt! In uns selbst allein liegt die Zukunft des deutschen Volkes.
我々自身がドイツ民族を、その固有の労働、勤勉、決然さ、不屈さ、頑強さによって繁栄させるのだ。そうして始めて、我々はかの祖先と同じ高みへと再び登りつめることができよう。かつて祖先もドイツを無為に手に入れたのではなく、己の力で築き上げたに違いないのだから。 Wenn wir selbst dieses deutsche Volk emporführen durch eigene Arbeit, durch eigenen Fleiß, eigene Entschlossenheit, eigenen Trotz, eigene Beharrlichkeit, dann werden wir wieder emporsteigen, genau wie die Väter einst auch Deutschland nicht geschenkt erhielten, sondern selbst sich schaffen mussten. [...] ドイツ国民よ、我々に4年の歳月を与えよ。しかるのちに我々を判断せよ!ドイツ国民よ、我々に4年の歳月を与えよ。私は誓おう。この職に就いた時と同じようにこれからも私は進むという事を。私は給与や賃金の為に行動するのではない、ただただ諸君らの為にのみ行動するのだ! Deutsches Volk, gib uns vier Jahre Zeit, dann richte und urteile über uns! Deutsches Volk, gib uns vier Jahre, und ich schwöre dir: So, wie wir und so wie ich in dieses Amt eintrat, so will ich dann gehen. Ich tat es nicht um Gehalt und nicht um Lohn, ich tat es um deiner selbst wegen. [...]
<備考>
[1.音声について]
「映像の世紀」でも流れていた、ヒトラーの首相就任に際しての演説です。実際は長大な演説ですが、上掲のものはほんの一部です。適当に読んだところだと、ヒトラーはこの演説で次のようなことを言っています。-
先ず、ヒトラーが政権を獲得した事で、ドイツ復活の為の前提条件が整ったということ。
次に、ドイツ復活の為には6つの事が重要だという事。すなわち、
(1)政権が国民に嘘をつかないこと。
(2)国民ひとりひとりが努力しなければならないこと。
(3)外国や他民族の力を頼ってはならないこと。
(4)行動規範は我々の歴史の内にあるということ。
(5)民族と大地は不可分であるということ。
(6)民族と大地を保持し、民族の実存に尽すべきこと。そしてドイツ復活の為に、ヒトラーたちナチ政権に4年間の歳月を与え、そして後にその成果を判断せよと訴えかけてます。大体の主旨はこんなところだと思います。以上は私の手に入った範囲で読んだだけなので、漏れているところがあるかもしれませんが、ご容赦を。
ちなみに上には載せませんでしたが、演説の最後では「Amen!」なんて絶叫しています。こんな耳障りの悪いアーメンは始めて聴きました。
-
どうでもいいですけど、この演説はくだんの放送のおかげでたぶん日本で一番有名なヒトラーの演説でしょう。
<関連ページ>
・オーストリア併合宣言 こちらも有名な演説。<参考関連文献>
・ナチ・ドイツと言語—ヒトラー演説から民衆の悪夢まで
・ヒトラー政権下の日常生活—ナチスは市民をどう変えたか-
[2.訳について]
「Volk」はもう、統一的な訳を運用するのをやめました。民族と訳してみたり、国民と訳してみたり。翻訳文なんてどうでもいいんですよ、エラい人にはそれが(ry-
[3.音源情報]
mp3。ようつべ様に動画があったのでそれもプラスで。やっぱ映像があると迫力違いますよね。A.U.C.2760年1月5日更新
2009年11月26日木曜日
アドルフ・ヒトラー首相就任演説 「ドイツ国民よ、我々に四年の歳月を与えよ」
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