2009年11月11日水曜日

静岡酵母の酒とジャズの日々:日本酒の4タイプ

今日のラジオは 浪花正宗熟成純米酒をスタジオに。

その前に ちょっとお勉強。

【日本酒の4タイプと料理の相性】

①薫酒・くんしゅ(香りの高いタイプ)
 <華やかな香りと爽やかな味わいのタイプ>
 大吟醸や香りの高い純米吟醸など
   ◆食前酒的飲用に適する。
   
②爽酒・そうしゅ(軽快でなめらかなタイプ)
 <清楚な香りと軽快な味わいのタイプ>
 生酒や香りの穏やかな純米吟醸・純米酒など
   ◆軽快な旨味を持った料理、淡い味付けの料理と
    同調の方向を示す。
   
④熟酒・じゅくしゅ(熟成タイプ)
 <練れた香りと豊潤な味わいのタイプ>
    古酒 や 長期熟成酒
   ◆食後酒的な飲用に適する。
    
そして 浪花正宗がまさにこのタイプ

③醇酒・じゅんしゅ(コクのあるタイプ)
 <ふくよかな香りとコクのあるタイプ>
   山廃系の純米酒や本醸造酒 そして やや熟した純米酒
   ◆食中酒として最適。料理との最小の許容量も非常に広い。
   ・アクの強い食材、発酵食品などの強い料理にも負けない
    力強い酒質を持ち、含み香に乳製品を思わせるクリーミ
    ーな香りを持つので、生クリームやバターなどを使用し
    た洋食系の料理とも好相性を見せる。

   ▼中華風料理:焼き餃子、酢豚、マーボ豆腐、チンジャオ
    ロース、エビのチリソース炒め、焼き豚など。

   ▼和風料理:筑前煮、うなぎの蒲焼 サバの味噌煮、
    焼き鳥(タレ)、すき焼、ブリの照焼き、鴨の治部煮、
    かに味噌、カキの土手鍋、カラスミ、キンキ煮付けなど。

   ▼洋風料理:ハンバーグ、ビーフステーキ、仔牛のカツレツ、
    クリームシチュウ、サーモンのバターソテー、エスカルゴ等。

◆浪花正宗 熟成純米酒 

スタジオでの斉藤さんの評価は、

○匂いがガツン ときますねえ。
○香りがふわっと広がります。
○米本来の旨みを味わえます。
○これは 燗にして美味しいでしょうねえ。
○杜氏さんがこだわって、セレクトしていることが
 よく判ります。
○お酒が強すぎることなく、弱くなく、料理とのバランス
 がよく出来ているお酒ですね。
○個性的ですね。どんな料理にも合うだろうと想像できる点が
 個性的だと思います。

彼の言葉も この1年半で非常に進化しました。
さすが パーソナリティでいらっしゃいます。

さて、この日の音楽は、バリバリと豪快に 時にのたのたと
テナーサックスを吹く、デクスター・ゴードンのアルバムから一曲。
熟成純米酒の醸し出す味にぴったりのジャズと私は考えました。

ダディことデクスター・ゴードンは、モダンジャズ創成期から
活躍する黒人テナー・サックス奏者で、このスタイルは豪放磊落。
堂々と真っ向勝負のビバップ魂が素晴らしい演奏者です。

ハロナビでもご紹介したナンバーです。

音を伸ばして始まる 出だしが印象的です。まさに味わい深い演奏です。
DADDY PLAYS THE HORN から AUTUMN IN NEW YORK でした。

Posted via web from realtime24's posterous

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