移民とか海外移住のはなしをこの前ちょっこっと書いたので、今日は英語の本の話でもしましょうか。
英語は世界の共通語で、外国人同士が出会ったらとりあえず英語で会話することになっています。
世界の唯一のデフォルトの言葉です。
未来永劫この事は変わらないでしょう。 さて、英語のはなしです。
正直言って僕はもう何年も英語「の」勉強をしたことがありません。
しかし、毎日英語「で」仕事をしています。 もちろん僕は日本語が母国語で、英語は大人になってから後天的に身につけた外国語ですから、受験勉強等を通して最初は英語「を」勉強していたわけです。
はるか昔のことなのですが、その時とても役にたった本がいろいろありました。
このまえ本屋に行った時、そのどれもがまだ売られていることに気付きました。 やっぱり僕がいいと思ったものは他の人もいいと思っているんですね。
とんでもないロングセラーで本の後ろを見ると恐ろしいほどの刷数であることが分かります。
英文法の本 NEW・山口英文法講義の実況中継(上)、山口俊治
NEW・山口英文法講義の実況中継(下)、山口俊治 僕が受験勉強していたときに読んだ本です。
大人になってから読んでも全くよくできています。 英語の構造は基本的にすべて: SV
SVC
SVO
SVOO
SVOC のうちどれかになっているわけですけど、日本人が苦手なのがSVOCです。
これは文の中にさらに別のO=Cの関係が入り込んでいるネクサス構造になっているのですが、この本はその辺が実に合理的に分かりやすく説明されていて目から鱗です。
英単語の本 DUO 3.0、鈴木陽一
DUO 3.0 / CD復習用
DUO 3.0 / CD基礎用 ある程度英語ができるようになると、自分の好きな作家の原著を読んでみたり、仕事で英語のマニュアルをじっくり読んでみたり、趣味の英語のサイトを見たりして、楽しみながら英語力がついていきます。
ところがこの段階に達するまでが大変なのです。
とにかく何が何でも3000語程度の英単語を覚える必要があります。 僕は英単語に関してはこの本以上に効率のいいやり方を知りません。
この本のおかげで僕は数カ月の間に飛躍的に英単語力が上がって、辞書を引かずともかなりの英文を読むことができるようなりました。 この本のメソッドは極めてシンプルです。 As technology rapidly advances, it's tough to keep pace with it.
(技術は急速に進歩するので、遅れずについていくのは大変だ。) このようにひとつのセンテンスに覚えなければいけない単語をなるべくたくさん詰め込んでいるのです。
そして3000語程度を習得するのに、オーバーラップしない最小の数のセンテンスが選ばれています。
単語をひとつひとつ覚えるより、ひとつのセンテンスを覚えれば5個の英単語が自動的に覚えられるように設計されているのです。 本で手を動かしながら英単語を覚えて、さらにCDを聞いて耳でも英単語を覚えれば、かなり短期間に必要な語彙を習得することができます。
英作文の本 日本人の英語、マーク・ピーターセン
続・日本人の英語、マーク・ピーターセン 僕はこの本を読んだ後にはじめて"a"と"the"を使いこなすことができるようになりました。
"a"と"the"は大学入試でも大した配点ではなくそのままスルーしている日本人が多いと思いますが、決して侮ってはいけません。
と言うのも"a"をつけるか"the"をつけるかで文の意味がかなり変わってしまうのです。
ここを適当にするとかなり意味不明の英文が出来あがります。 ビジネスの世界では英会話は多少発音がおかしくてもいいのですが、ちゃんと文章が書けないと馬鹿に見えるのです。
逆にいえば発音がよくなくても、しゃべる内容がすばらくて、明晰な文章が書ければ、外国人から見るととんでもなく教養のある人だと見られます。 小学生ぐらいのときに海外に住んでたことがある帰国子女の女性なんかに多いのですが、発音だけネイティブでしゃべり方が妙に子供っぽい人がいます。
この人たちはしゃべり方がネイティブの「小学生」にそっくりで会話の内容も全然なかったりします。
これはビジネスの世界では最悪です。
小学生といっしょに仕事をしているような気分になるのです。
もし英語が出来なければ沈黙しているだけで本当は頭がいい人なのかもしれないと勝手に思われたものを、英語が出来てしまったばかりに馬鹿であることが世界中にばれてしまうのです。
リスニングに関しては、僕は映画が好きだったのでDVDの英語字幕で勉強しました。
好きな映画を見ながら英語も勉強できて一石二鳥ですね。
それでは次回はスピーキングに関しておはなししようと思います。
via blog.livedoor.jp
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