(2009年4月20日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)
GM破産の衝撃は、世界経済に深い爪痕を残しかねない 〔AFPBB News〕
破産処理の専門家らによると、米ゼネラル・モーターズ(GM)が連邦破産法11条(チャプターイレブン)を申請した場合、破産手続きは長引き――最低でも1年間――、市場に大きな衝撃を与える恐れがある。
米政府はGMが破産申請した場合に自動車部品メーカーや米国の消費者に与える影響を和らげるための手を打ってきたが、専門家はなお、多くのサプライヤーの破綻や、海外も含む業界関係者にドミノ効果を引き起こす波及効果について警鐘を鳴らしている。
「リーマン・ブラザーズの破産申請が金融界および信用危機における決定的な出来事になったのに対し、GMによるチャプターイレブンの申請は製造業における決定的な出来事になる」。事業再生を専門とするアルバレツ・アンド・マーサル幹部のマルコム・マケンジー氏はこう話す。
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