寿司ロボット、うどん自販機など、食のオートメーション分野で絶対的優位を誇る日本に強力なライバルが登場しました。それが写真のピザ自販機、その名も「レッツ・ピザ」です。てっきりデリカシーのないアメリカ人がイタリアに喧嘩を売ってるのかと思いましたが、Times Onlineによると発明したのは正真正銘のイタリア人Claudio Torghele氏。一枚3.5ユーロというリーズナブルなお値段で、すでにイタリア本国にて稼動中です。
冷凍ピザがあることを考えると自販機化はそう難しくなさそうですが、予想の斜め上を行くのは、本自販機が冷凍ピザを使うのではなく、ちゃんと小麦粉を叩き、水を加え、生地をこね、丸型にして、指定したトッピングを加えてから焼く......という一連のプロセスを忠実に守っているところ。完成まで必要な時間は三分。疑り深い人のために、製作過程は自販機の小窓から覗き見ることができます。
Torghele氏によると、このアイデアはカリフォルニアで働いていたとき、フードコードで食べものの自販機が流行っているのを見て思いついたとのこと。イタリア人気質とアメリカナイズされた思考がいい具合に入り混じった方のようです。なおTimes Onlineは、よせばいいのにイタリア・ピザ協会会長のPino Morelli氏にコメントを求め「機械から出てくるのはイタリアン・ピッツァとはなんの関係もないもの」「マクドナルドのようなファストフード店、あるいは米国や中国、インドのような場所ならこれでもよいかもしれないが」という期待通りの返答が掲載されています。
続きには動画を掲載。残念ながらなにを言っているかは分かりませんでしたが、こちらでもわざわざ本職の人にインタビューしています。
[Via The Raw Feed]
2009年3月30日月曜日
動画:生地から作る自動ピザ作り自販機
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