アインシュタインが一般相対性理論で予言している重力理論の2つの効果、「測地線効果」と「フレーム・ドラッギング効果」が、NASAの探査機「Gravity Probe-B」の観測で実証されたとのこと[ナショジオ]。GP-Bには物体の傾きを極めて正確に感知するジャイロスコープが4台搭載されている。この二つの効果が起こるかを遠方のベガスス座の連星IMペガシを観測することで行った。アインシュタインの理論が正しければ、ジャイロスコープの回転軸の方向は地球の質量と自転の影響で徐々に変化することになる。すると、ジャイロスコープの角度が1年間に約6,600ミリ秒角ずれていることを発見した。この観測値は理論値とも一致しており、アインシュタインが正しかった事が実証された。この結果はPhysical Review Lettersで公開されるとの事。
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