日本人大学生の就職難が深刻化する一方で、外国人採用を増やす企業が相次いでいる。国内市場で
成長が見込めず、アジアや新興国で事業を強化するためだが、日本の大学生の前途はますます厳しい。
カジュアル衣料「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングでは、2010年の国内新卒採用者約200人のうち、
外国人が約100人だった。11年も国内新卒採用約600人のうち、半数を外国人にする。楽天、パナソニック、ローソンなど大幅増
ユニクロが外国人採用を拡大する背景には、海外出店の加速がある。10年8月期上期(09年9月〜10年2月)に
海外で売上げが倍増し、営業利益は4倍以上となった。5年後には海外事業規模が日本を越えるようにしたいと
考えている。楽天は10年度の国内新卒採用者約400人中、外国人が17人で、現地採用では中国で15人、インドで21人を採った。
国内で採用した外国人は基本的には国内で勤務する。現地採用はエンジニア職だ。11年度は国内新卒採用
450〜500人のうち、70人程度を外国人で増やす。現地採用枠はインドと中国あわせて70〜100人を予定している。新卒採用1390人のうち日本人は290人
パナソニックの場合、10年度新卒採用1250人のうち海外で外国人を採用する「グローバル採用枠」は750人だった。
11年度は外国人の割合を増やし、新卒採用1390人のうち、「グローバル採用枠」を1100人にする。
残る290人についても、日本人だけを採るわけではないという。不景気で新卒採用枠が減っているなかでライバルが増えれば、日本人の新卒者は大変だ。
「大学で勉強していない人は就職が難しくなると思いますよ。中国人や韓国人は最低2か国語を話せて、
専門知識の勉強もしています。これまでのような会社に就職してから教えてもらうという考えでは、
外国人と同じ土俵に立てません」
2010年6月20日日曜日
パナソニック採用の8割外国人。楽天、ローソンなど大幅増 大学生就職深刻になる一方
via blog.livedoor.jp
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