常識や雰囲気に流されやすい人は、論理的に考える際に活発になる右脳の部位の働きが弱いことが、www.infoseek.co.jp%2FSRedirect%3Fcol%3Dsearch%26qt%3D%25B7%25C4%25B1%25FE%25C2%25E7%26svx%3Ds00053">慶応大の辻井岳雄准教授(認知神経科学)らの研究で分かった。
米誌に発表する。
研究チームは、大学生ら48人を対象に、「鯨は 哺乳 ( ほにゅう ) 類。哺乳類は歩ける。よって鯨は歩ける」のように、常識ではありえないが、三段論法では正解となる問題を50問出題。同時に、右脳前部の「 下前頭回 ( かぜんとうかい ) 」と呼ばれる論理的思考をつかさどる部位の働きを調べた。
その結果、三段論法の問題の正答率が高いほど下前頭回の働きが強い傾向があり、100点だった人は、20点ほどの人に比べ、下前頭回が4倍近く活発に働いていた。
研究チームは「下前頭回の活動の弱い人は、論理的な思考より、常識や雰囲気に流されやすい傾向がある」と分析している。
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