“細野:僕はね、ずっとボサノヴァ避けてきたの。なぜかというと、スタン・ゲッツがあまりにもボサノヴァ広めすぎちゃって、近づきがたいというか。ダバダバダのイメージが強くて、自分では絶対やらないと思ってた。
伊藤:確かにスタン・ゲッツは音でかいし、わりと聴きにくいアルバムですもんね。
細野:でも、数年前に突然ルイス・ボンファの夢を見てね。なぜか馬に乗ってて、一緒にいた“相棒”が「ルイス・ボンファはいいですよ」って僕に言うわけよ。その夢をずっと覚えてて。一昨年の暮れか去年だったか覚えてないけど、彼のCDを買って聴いてみたら、ものすごく良くて。そしたら、久しぶりに会った友だちからも「ボサノヴァやったら?」と言われたり、『ブラインドネス』っていう映画の、すごくいいシーンでボサノヴァの曲が使われてて、こんな素晴らしい音楽があるのかと思ってクレジット見たら、ルイス・ボンファの「サンボレロ」って出てきて二重にびっくりしたり。なんだこの攻撃は!?ってぐらい、どんどんボサノヴァに巻き込まれていっちゃった(笑)。
”
via kml.tumblr.com
0 件のコメント:
コメントを投稿