記事の切り口は試行錯誤しているという。一部マスメディアが新技術として紹介した「水から電気を作るシステム」について追究したシリーズはネット上で話題を呼んだが、取材のきっかけは自分の現場感覚だったという。「(編集部に近い)大阪で記者会見するというので見に行ったら、とんでもないぞ、と」
最近始まったホテルレビューは読み手の要望に応えたものだ。編集部員が宿泊したホテルの部屋が多数の写真とともに紹介され評価が書かれている。ブックマークや他のブログに引用されるほどにはなっていないが、読者の反応はいいという。
「ネットで話題になったからといって、アクセスが伸びるわけではない。『なぜこの記事が』と思うネタがGIGAZINEで何度も取り上げられているとすれば、それはアクセスがあるからです」と山崎氏。サイレントマジョリティーの意見はアクセス数で判断する。理由は「それしか判断基準がありませんからね」。
それを支えるのは、ネットニュースは読んでいる人が一番賢いという考えだ。「ネットニュースは助け合い。ユーザーのほうが我々よりも記事をたくさん読んでいる」
ネットの特徴は、リンクしながら話題が広がったり、検証されたりしていく相互作用にある。ある記事が書かれると、その問題点がブログや掲示板で広がったり、さらに別のニュースサイトで検証されたりする。最近では、ブログや掲示板で話題になったニュースが数日後に新聞で取り上げられるなど、相互作用はマスメディアを巻き込み始めている。
via it.nikkei.co.jp
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