米国危機 ~財政破綻へのカウントダウン~:イザ! http://ping.fm/ayRGv 米財務省が発表した09年度開始早々の10月の米財政収支は2372億ドルの赤字と、前年同月の568億ドルの赤字から4倍以上に膨らみ、大手銀行救済のための資金注入が大きく影響している。エコノミストらの事前予想では2000億ドル程度の赤字が見込まれていたようだが、皆が思うほど米財政の危機は甘くはない。
内訳では、歳入は前年同月比7.5%減の1648億ドル。前年同月は1782億ドルだった。ここでの注目は、このグログで再三指摘しているのだが、法人税収入がたった8100万ドルしかなく、前年同月の60億ドルから激減していることに注目したい。赤字決算によって法人税やその他税金納付をする必要のない国賊企業が増殖しているのだ。それはもちろん、個人にも言えることで、職を失った者たちは所得税などの納付は減少する。つまり、国の財源は枯渇する方向に動いているのです。
一方、歳出は4020億ドルと、前年同月の2350億ドルから急増した。これはもちろん、財務省が7000億ドルに上る問題債権購入計画(TARP)の一環として、先月だけで米銀大手8行の株式取得に1150億ドルを費やした。しかし、GM救済問題など、他の『大き過ぎて潰せない』というような民間企業がどの程度出るかによっても支出は大きく変わってくる。救済する企業、救済しない企業と、その色分けが不明なところにも危機が潜在している。国の曖昧な判断こそ、不安をあおる原因でもある。
しかし、10月という単月での赤字が2372億ドル、2年前の06年度一年間での財政赤字が2480億ドル、07年度が1630億ドルということで、この僅か1ヶ月の赤字だけで、過去1年間分の赤字相当額を計上しているのだ
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打つ手なし..........
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