2008年11月14日金曜日

404 Blog Not Found:日本語は誰のものか? http://ping.fm/3uBNF 「ほげ語」=国語というのは、ほげ=日本では成り立つけど、他はそうであるとは言えない。

ブリテン島が沈没しても、英語は亡くならない。イベリア半島が沈没しても、スペイン語もポルトガル語もなくならない。フランスが消滅してもフランス語はケベックやアフリカで細々とではあるが生き残るだろう。ドイツ語ですら、ドイツがなくなってもオーストリーとスイスが残っている。中華人民共和国と中華民国(台湾のことね。念のため補足)がなくなっても、華僑たちが中国語を語り継ぐだろう。ディアスポラしたユダヤ人たちは、ヘブライ語を復活させてしまった。

では、日本語の場合はどうだろうか。

日本が沈没しても、生き残ることができるだろうか。

現状では不可能に近いほど困難なのではないだろうか。

非国民と言われるのを承知で言うと、私にとってより大事な日本は、「国」ではなく「語」の方なのだ。

未成年の頃、日本国は私にとって「やすらげる家」ではなかった。日本国の提供する義務教育は私をさんざん虐めてきたし、家庭内は内戦状態だった。日本語とは、教師が「廊下に立ってろ」というための言葉であり、父親が「ばかやろう」というための言葉であった。

そんな私は、まず英語に逃げ、そして英語圏に逃げた。私にとって英語とは「亡命先」だったのである。無理解と、暴力からの。

そんな私がなぜ日本に戻って来たかはここでは話さない。が、その「亡命先」の言葉を持ったからこそ今私は日本でやっていけているというのはなんという皮肉だろうか。

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